プロ棋士とコンピューター将棋ソフトが対戦する「第1回電王戦」が1月14日に開催されました。 将棋ソフトが米長永世棋聖を下しました。ソフトの名はボンクラーズ。
【結果】
中盤までは、米長永世棋聖が鉄壁の守りで優勢だったものの、後半1つのミスから、ボンクラーズの猛攻を許し、一気に攻め寄られてしまいました。
【勝負前の準備戦】
ボンクラーズは、サーバー6台を接続し1秒間に1,800万手を読む驚異の性能を準備しました。 対する米長永世棋聖は、ボンクラーズに先を読ませない作戦を立てました。序盤では、プロ同士の対局では見られない手を打ち、有段者と初心者のような駒組が進みました。ボンクラーズを翻弄させることを狙ったのでしょう。
【戦局】
米長永世棋聖は右片を盛り上げ、中盤双方手詰まり状態になると、ボンクラーズは飛車を上下左右に動かし始めた。常識にとらわれず、何の遠慮もなく、飛車を動かし、相手の出方を待つ。プロ棋士同士なら絶対選択しない動き。 終盤の入り口で小さなミスを突かれ、一気に寄り切られてしまいました。
【対局の展開】
興味のある方は、下のサイトで見ることができます。
名前とは違い、「ボンクラ」でないことが分かりました。