ある若い女性作家の、面白い文章が目に留まり、ちょっと共感するところがありました。
その内容というのは、
『朝起きたら、左目がえらいことになっていた。白目の部分が、卵の白身のような状態になっている。半透明で、すごく腫れている。腫れているというより、目からこぼれ落ちそうになっている』。
眼科で診察を待つ間、彼女はスマートフォンで自分の症状を検索することにしました。
『でもなんて検索していいのか分からない。「白目 えらいこと」ではだめだろう。なんて打てばいいのか、逡巡し、とりあえず「白目」とまで打つと、「白目」と共に検索されている言葉が、たくさん出てきた。その中に、『白目 ぶよぶよ』という言葉があった。え、と思った。「ぶよぶよ」でええんや。』
視察結果は『結膜浮腫』といって、2、3日で治るものでした。
確かに彼女の白目の状態は「ぶよぶよ」で、それが一番しっくりきましたが、実際何か調べものをするとき、特に病気のような深刻なものを調べる時に、もっと適した言い方があるのではないかと、勝手に身構えてしまうこと、ありますよね。
『「ぶよぶよ」というオノマトペがあって良かった。皆が共通認識出来る音があるって素晴らしい。』
と、彼女の言う「オノマトペ」とは、フランス語が語源で「擬声語」を意味する言葉でした。
「ガチャガチャ」「キラキラ」「ワクワク」「スベスベ」等、日本語は図抜けて「オノマトペ」が豊富な言語だそうです。
「頭痛」で検索するより「頭 ズキズキ」
「耳 ボワーン」
「お腹 シクシク」
といった「オノマトペ」を入れると、より的確に検索できそうです。
擬態語、擬声語(オノマトペ)の用例の閲覧ができます。
「オノマトペのある生活」というおもしろい動画をご覧ください。
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