ノートパソコンで使われている
リチウム電池は大容量で大電流を供給できるため、今後利用範囲が広がっていきます。
ノートパソコンを電源を確保できる家庭で使用している場合は、あまりバッテリー切れで困ることはないでしょうが、屋外で利用する機会や、
スマートフォンやタブレットを利用する機会が増えてくると、バッテリー切れ対策が必要になってきます。便利な機器を持ち歩いてもバッテリー切れでは宝の持ち腐れです。
バッテリー切れ対策の基本は3つあります。
(1)内臓電池をできるだけ長持ちするように使う
(2)「モバイル電池」を持ち歩く
(3)電源コンセントのある場所で充電できるよう「電源アダプター」や「電源ケーブル」を持ち歩く
左から「電源アダプター」「電源ケーブル3本(機種によって異なる)」「モバイル電池」
上の3つの対策を施すことによって、バッテリー切れで困ることを少なくすることができます。
しかし、これらの対策をしていても、していなくてももっと重要なポイントがあります。
外出時にまたは外出後に充電切れや充電不足に気が付いても後の祭りです。出かける前の充電が欠かせません。当たり前のことですが、使用する前、屋外に出る前にフル充電しておくことです。
そのためには、「携帯電話の充電池」との違いを知って、毎日のチェックと毎日のこまめな充電が必要です。
「携帯電話の充電池」と「スマートフォン」「タブレット」「パソコン」の「リチウム充電池」との違い
(1)こまめに充電しても性能は劣化しない
(2)使い切らずに充電しても、充電可能な容量は減らない(メモリ効果は気にする必要はない)
リチウム電池の特性を知り、性能の劣化を抑える使い方を知っておくことも必要です。
(1)充電済み、充電切れ(過放電、過充電)の状態のまま放置しない
(2)500回程度の充放電で給電能力は70%くらいに落ちる
したがって、ACアダプターの接続したままの状態は望ましくないでしょう。
最近のパソコンには、充電池の劣化をチェックしたり、抑えるソフトがインストールされています。
フル充電せず敢えて80%くらいに抑え劣化を防いでいます。
またスマートフォンやタブレットの場合は、提供事業者の「充電池交換オプションサービス」などの低価格または無料で交換してくれるサービスを活用してみたらいいでしょう。
家庭内でインターネット回線を使って何台かのパソコンからインターネットに接続する際、必要になってくるのがルーターです。
*図1
LAN(ローカルエリアネットワーク)とWAN(ワイドエリアネットワーク)の橋渡しの役割をします。
LAN側を無線化するルーターを無線ルーターと言います。
(図1)
そしてWAN側が無線になったルーターがここで紹介するモバイルルーターです。
WAN側が無線であるために、家庭内に固定する必要はなく、屋外にもって出てパソコンやタブレットなどの通信機器と広域無線回線(LTE、3G、WiMAXなど)につないでインターネットに接続することができます。
*図2
(図2)
インターネットに無線接続できる通信機能を備えているスマートフォンやタブレットには、無線LAN(WiーFi)の電波を発信する「テザリング」機能
*図3を持っている機種が増えてきました。これはモバイルルーターと同等な機能になります。家族や友達同士で出かけモバイルルーターが必要な時、スマートフォンやタブレットをお持ちの方に無線LANの電波を貸してもらったらいいでしょう。
(図3 タブレット設定画面)
Windows8では、エクスプローラー(ファイル・フォルダ操作ツール)が刷新されました。ワードやエクセルと同様の以下のような「リボン」メニューが採用されました。
「リボン」メニューは、ひとつ一つの機能が「機能アイコン」「文字説明」の両方で表示されているので機能全体が見やすくなりました。またその時点で使える機能はカラー表示になり、利用できない機能はグレー表示になるので直感的に操作はしやすくなっています。
その他いくつかの改良点があります。その中の
「コピー・移動」操作の改良点を説明します。
従来のエクスプローラーでファイルやフォルダーの移動やコピーをするとき、確実に間違いなく実行するために、ウインドウを2つ開いて作業していた人も多いでしょう。
Windows8のエクスプローラーでは、ファイルやフォルダーの移動やコピーが同じウインドウ内でできるようになりました。対象のファイルやフォルダーを選択しておき、「整理」タブの「移動先」「コピー先」から指定するだけで移動やコピーができます。