やまびこ　2013年10月号 をお届けします。

　ワンタイムパスワード(One Time Password, OTP)は、一度だけ使うことができる、いわば使い捨てのパスワードのことです。
固定式のパスワードだと，セキュリティ向上のために定期的に変更したり，類推されにくい文字列を使用したりする必要がありました。

　ワンタイムパスワードは、ログインするたびに違うパスワードが必要となり、そのパスワードは利用者本人だけが入手でき、「ID情報が流出しても不正なログインができない」可能性を高くできます。
　身近な例として、大手銀行のオンライントレード
　　使用できる制限時間を設定することで、古いワンタイムパスワードが漏れても大丈夫です。
　　みずほ銀行では、いつも使っているパソコンと違うパソコンからアクセスすると
　　ブロックするシステムを最近採用するようになったとのこと。

 最近ではスマートフォンが普及し、「ワンタイムパスワード」を表示させるアプリを使うことで、いままでより少ないコストで導入できる環境が整ってきたため、採用するサービスが増えています。
ほかにも、ログインする都度、事前に設定したメールアドレスに「ワンタイムパスワード」が記載されたメールが自動配信される方法もあります。