「位置情報」は地図上で使われるだけではなく、多方面で活用されるようになってきました。
どのように位置情報が利用されているかを知り、積極的に活用してみましょう。
位置情報が利用される背景には、GPS搭載のスマートフォンやタブレットが広く普及してきたこと、無線LANで位置を検出する技術を使うことができるようになってきたことが挙げらます。GPSの搭載されていないノートパソコンでも位置情報を取得することができるようになりました。
位置情報の用途は大きく4つに分類することができます。
(1)周辺の施設を探す(コンビニ、トイレ、銀行など)
(2)思い出の場所やお気に入りの店を位置情報として保存する
(3)自分のいる場所を知人や友人と共有する
(4)経路情報の活用
広く知られ、よく使われているGoogleMAPを通して詳しく解説していきます。
(1)周辺の施設を探す
外出先でコンビニやトイレや銀行や郵便局等の施設を探したいときこそ、スマートフォン
※図1やタブレット
*図2の出番です。標準の「マップ」(アップル社のマップ、Googleマップともに可)で現在地が表示されますので、検索欄に一般的なキーワードを入力すれば、近辺の施設がピンで表示されます。GPSが搭載されていないパソコン
*図3でも無線LANで位置検出できるので現在地点周辺を調べることができます。
<iPhone 図1> <ANDROIDタブレット 図2>
<パソコン 図3>
(2)思い出の場所やお気に入りの店を位置情報として保存する
GoogleMAPで調べた場所を位置情報として「マイプレイス(Googleアカウントが必要)」機能
*図4で保存しておくことができます。その情報はクラウド(サーバー)に保存されます。
外出先で、スマ−トフォンやタブレットで保存した場所を呼び出す
*図5ことができ地図を表示してくれますます。現在地からそこまでの経路を表示することもできます。
<パソコン GoogleMAP 図4> <スマートフォン マップ 図5>
(3)自分のいる場所を知人や友人と共有する
ここ数年、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)で流行しているのが、現在地情報の投稿です。スマートフォンで写真を撮り「自分はここにいます」という情報を投稿し、家族や知り合いやともだちが閲覧することによって場所を共有することができます。
FACEBOOK、TWITTER、LINEなどで利用できます。この情報サービスはGoogleMAPではありません。
(4)経路情報の活用
経路情報とは、出発地から到着地までのルートを地図上に表示するもので、よくカーナビとして使われる情報のことです。
また、GPSを搭載したスマートフォンやタブレットなら、「RunKeeper」というアプリを使って、ユーザーの現在地情報や移動履歴を日記やウォーキング、ランニングなどのトレーニング記録として残すこともできます。
パソコンで事前にルートを作成し、出張先や旅先で移動計画として活用することもできます。
GoogleMAPで経路を表示してみましょう。
(1)パソコンきらく館の位置を表示します。
(2)左上「ルート・乗換案内」をクリックします。
(3)交通手段(車、電車、徒歩)から「車」を選びます。
(4)到着地に「パソコン箕面教室の住所」を入力します。
(5)検索ボタンをクリックすると、地図上にルートが表示され、左に付加情報として「距離」「時間」「ルート説明」が表示されます。
GPS搭載のスマートフォンやタブレットがあれば、出発地を「現在地」にすることでナビとして利用することもできますが、MAPで到着地を表示し「ナビ」を選択すれば、もっと簡単にナビを起動することもできます。
効果的に活用してみてください。