雨やんで 踊りの櫓 ととのひし 中野 啓子
(箕面教室 生徒さん)
今年も8月5日、地元の粟生第二住宅では、恒例の夏祭り盆踊り大会が、
開催されます。箕面出身の若手で活躍中の「
北川たつや」さんが応援に
駆けつけ、30分のライブと
滝の道ゆずるダンスが行われます。
8/5(土)午後7:20〜7:50
皆様、どうぞ、お越しください。
恒例の盆踊りは、例年通り盛大に行われます。お楽しみください!
粟生第二住宅の櫓 吉岡謙治さん撮影
大野さんから8月の色紙を頂きました。
…大野さんからのメッセージ…
暑い夏がやってきました。
皆様、お元気でご活躍と思います。
今月は、暑さに元気な“ひまわり君”に登場して もらいました。
私たちには、夏祭り(盆踊り)の準備と後片付けが待っています。
ひまわり君に負けないよう盛夏を乗り越えたいと思います。 大野
※ 絵をクリックすると拡大します。
どうぞご覧ください。
【今月のお話】
作家 中井俊已(なかいとしみ)さんのメルマガより、ご紹介します。
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今井美沙子著『きょうも一日ありがとう』より
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ご紹介するのは、今井さんの高校時代、
お母さんとのやりとりを語ったエッセーです。 (会話文は、長崎五島弁です)
この本を書いた今井美沙子さんは、
長崎県五島に貧しい家族の五人兄弟の末っ子として生まれた人です。
ちょうどそのころ、大学に進学するつもりでいっしょうけんめい勉強してきたのに、
経済的に余裕がないということで、進学を断念しなければならなくなった。
(中略)
そのとき、心ならずも、母の前で、「ああ、金持ちの家に生まれとったらなあ、
ああ、都会で生まれちょれば自分の家から通えるから
大学へいかるっとに・・・」
とつぶやくと、母は烈火のごとく怒った。
「もう一回言うてみい」
母の顔はみるみる紅潮した。
「なんば ぜいたくなことば言いよっかあ。
高校にもいけんと就職した子どんがことば思うてみい。
あがんほうが(あんたのほうが)三年も余計勉強したとぞ。
その三年の分の恩返しばしようっちい気にはならんとかあ。
そげんぜいたかっことば(ぜいたくなことを)
言うとは、かあちゃんが許さん」
私は母を怒らせたことを反省し、母にあやまった。
「恩返しっちいうとは、とうちゃんやかあちゃんに対する恩返しとは
言うちょらん。学校へいけんじゃた子どんに対する恩返しのことたいね」
と母はつけ加えた。
今井美沙子著『きょうも一日ありがとう』より
▼あの時代、日本には、高校へ行きたくても
貧しくて行けなかった子がたくさんいました。
今井さんのお母さん、お父さんはもちろん
確かお兄さんやお姉さんたちも、そうだったと思います。
近所の「子どん」たちの多くも、そうでした。
NHKの朝ドラ「ひよっこ」に出てきた女工さんたちもそうです。
もっと勉強したいけれど、
泣く泣く就職した子もいました。
中には身売り同然で、
家を離れねばならない子もいました。
▼そういう人たちが一所懸命働いて、
困った時は互いに助け合って生きてきた。
そういう人たちのおかげで、
この島も暮らしが少しは豊かになった。
当たり前のように学校で勉強ができるようになった。
あんたは、そういう人たちのおかげで、
三年間も余計に勉強できたことを忘れるな。
その恩返しとして、みんなのために何かしなさい。
今井さんのお母さんは
そういう考え方をする人だったんですね。
▼恩返し・・・
心がけていないと、忘れてしまいがちですね。
ときどきは、
自分が受けてきた恩を
考えてみなければならないと思います。
▼親がいて、自分がいる。
まわりの人がいて、自分がいる。
▼だれでも、
私たちは、
生まれたときから・・・
今日まで、
たくさんの恩を受けてきたのですから。
★ きっとよくなるヒント ★
これまでいただいた恩を考えてみる。
親の恩だけでも、きっと山より高く、海より深い。(^.^)
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いつも読んでくださってありがとうございます!
今日も、あなたに良いことがたくさんありますように…。
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