春寒の布団の中の思案かな 中野 啓子
(箕面教室 生徒さん)
暖かかったり、寒かったりしながらも、やっぱりもう春ですね、
いかがお過ごしでしょうか。
平昌冬季五輪2018では、極寒の中、天を舞う勇気に驚き、爽やかな笑顔で癒され、
日本選手の大活躍に、大感動しました。
平昌冬季五輪 パラリンピックは、3/9から始まります。また、楽しみですね。
大野さんから、平成30年3月の色紙を頂きました
。
「桃の節句」
大野さんからのコメント
今年は寒い日が続きますが
皆様 お元気で
春を待ちましょう!
※ 絵をクリックすると拡大します。
どうぞ大きくしてご覧ください。
【今月のお話】
作家 中井俊已(なかいとしみ)さんのメルマガより、ご紹介します。
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地 獄 と 極 楽、見 学 ツ アー
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地獄と極楽、見学ツアー
興味のあるツアーです。
少し長いのですがご紹介します。
Aさんが「地獄と極楽ってどういうふうに違うんだろう」と考えていました。
すると、お釈迦さまが、
「では、地獄と極楽の見学ツアーに連れて行ってあげよう」と言い連れて行ってくれました。
まず、地獄です。
地獄には、丸いテーブルの上にたくさんのご馳走が並んでいました。
Aさんが思わず喉をごくりと鳴らしてしまうほど、おいしそうです。
しかし、ご馳走を取り囲む地獄の人たちは、すごく不機嫌そうです。
どうしてだろう、とAさんは不思議に思いましたが、
いよいよ食事の時間になると、その訳がわかりました。
地獄の人たちは目の前のご馳走を
2メートルくらいの長─い箸を使って食べなくてはなりませんでした。
その箸を使って、食べ物をつまむのは容易ではありません。
なんとかつまめても、自分の口に運ぶのはさらに難しい。
せっかくつまんだご馳走を、途中で落としてしまうことがほとんどです。
しかも、隣の人の肩にひじが当たったり、
隣の人の腕が自分の体にふれたりすることも多いのです。
そうなれば、隣同士で
「お前のせいで、落としたじゃないか」
「いや、お前が悪い」
と言い合いになり、
果ては叩きあい殴り合いのケンカになります。
そうこうしているうちに、食事の時間は終わります。
地獄の人びとは、ほとんど何も食べることができず、
欲求不満のまま。顔も体もあざだらけで、
まだケンカをしている人があちらこちらにいます。
お釈迦さまが言うには、
地獄の人びとはそんなことを毎日繰り返しているのだそうです。
次にAさんは極楽に案内されました。
Aさんは極楽を見て、おやっと思いました。
というのは、極楽もさっきの地獄同様に、
丸いテーブルの上にたくさんのご馳走が並んでいて、
その脇に2メートルくらいの長─い箸が置いてあったからです。
しかし、違っていたのは、テーブルを取り囲む極楽の人びとの表情です。
皆、にこにこして、実に幸せそうでした。
どうしてだろう、とAさんは不思議に思いましたが、
食事の時間になると、その訳がわかりました。
極楽の人たちはご馳走をつまむために、
やはり長─い箸を使わなくてはなりませんでした。
しかし、つまんだ食べ物を自分の口ではなく、
テーブルをはさんだ前の人の口に運んであげていたのです。
すると、その人は「ありがとう」と感謝し、
そのお礼に自分の箸で食べ物をつまみ、
相手の人に食べてもらっていました。
そういうことを誰もが互いにやっていたのです。
極楽では、まず人のことを思いやっているようでした。
仮に、箸を使っているときに隣の体がふれあうことがあっても、
「あっ、ごめんなさい」と互いに謝り不愉快なことにはなりません。
そうして食事の時間が終わるころには、極楽の人びとは、
ご馳走を存分に食べて満足し、食事を通して互いに仲良くなります。
だから、いつも幸せそうな顔をしていたのです。
地獄の人は、自分だけのことを考え、奪おうとする人びとです。
その結果、幸せにはなれません。
極楽の人は、人のことも考えて、まず与えようとする人びとです。
その結果、幸せになれます。
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いつも読んでくださってありがとうございます!
今日も、あなたに良いことがたくさんありますように…。
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