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ホームページの紹介

気持ちの良い季節になりました。紅葉の鑑賞など自然を満喫するのいいでしょう。
でももう少し足を伸ばして、「知」の満足を求め、各地の博物館を巡ってみるのもいいのではないでしょうか。
日本を代表する知の宝庫「国立博物館」。そして、個性豊かな「地域の博物館」。
どこも展示の仕掛けや企画に特徴を持たせ、だれが行っても楽しめるように進化しています。

国立民族学博物館 (大阪)

数の迫力、日本一(衣装や仮面、家具、楽器…、世界各地の生活道具がいっぱい)

 大阪万国博覧会の跡地に1977年開館した民博。それまで国立の博物館といえば、日本に関わる貴垂な文化財を集めていましたが、民博は世界中から諸民族の生活道具を収集。現在の収蔵品は約28万点と膨大な数にのぼります。

 本館は9つの地域展示場と2つ(音楽・言語)の通文化展示場に分かれ、オセアニアから東回
りに世界を一周し、日本にたどり着く構成。展示品の数に圧倒されますが、世界に暮らす民族の歴史の違い、文化の交流が見えてきます。

大阪モノレール万博記念公園駅下車、徒歩約15分
06-6876-2151 国立民族学博物館
http://www.minpaku.ac.jp/



奈良国立博物館 (奈良)

仏教美術の宝庫(飛鳥から平安、鎌倉時代における珠玉の仏像など)

 明治28(1895)年、奈良公園の一角に開館。

 宮廷建築家片山東熊の設計した「なら仏像館」には、飛鳥から鎌倉時代に至る国宝や重要文化財を多数含む仏像が展示されています。館内は仏像の立体性を引きだす独特の照明を用いた、一体一体にじっくり向き合える至高の展示空間。他に西新館や東新館では、仏教と関わりの深い絵画や書跡、工芸品などの名品も鑑賞できます。

 博物館周辺には東大寺や興福寺など名高い寺院が点在し、最高峰の仏教美術に出会えます。

  近鉄奈良駅下車、徒歩15分
  050-5542-8600
  奈良国立博物館 http://www.narahaku.go.jp/   

京都国立博物館 (京都)

仏教美術の宝庫(熟成された京都の文化を発信する「平常展示館」を建て替え中)


 千年の都・京都にある宝物を保護するために明治30(1897)年に開館。

 現在、国宝100余件と重要文化財780件近くを含む1万2千件を収蔵。この貴重な文化財を保存・展示するために「平常展示館」を建て替えており、2014年春までは全館休館していますが、特別展覧会は開催されています。

 9月9日まで「大出雲展」、「宸翰天皇の書」が10月13日から観覧できます。特別展期間中は庭園散策も楽しめます。

   京阪七条駅下車、徒歩約7分
   075-525-2473 京都国立博物館
   http://www.kyohaku.go.jp/
 

九州国立博物館 (福岡)

仕掛けに感動(かつての「遠の朝廷」大宰府で日本とアジアの文化交流史を体感)

 太宰府天満宮の根からつながるエスカレー夕ーに乗り、虹のトンネルを抜けると緑の中に波打つ巨大な建物。博物館という非日常空間へと誘う、わくわくする仕掛けは館外と建物から始まっています。2005年に『日本文化の形成をアジア史的観点から捉える』というコンセプトをもとに誕生。学校より面白く、教科書より分かり易い博物館をめざしています。

 博物館の顔「文化交流展示室」と呼ばれる常設展は『海の道、アジアの路』をテーマに、アジアとの交流の歴史を伝える文化財を、縄文時代から近世まで、時代別の5大テーマに分けて展示しています。
 
 さらに展示と関連した文化財などを、スーパーハイビジョンの精密かつ迫力の映像と音響で鑑賞できるシアターや、実際に触れることのできるコーナーなどもあり、体感しなが ら歴史が学べます。

 5大テーマの一つ「稲づくりから国づくり」にある「にぎやかな古墳まつり」展示室では、埴輪や石人を通して国づくりの過程がたどれます。

  西鉄太宰府駅下車、徒歩約10分
  050-5542-8600
  九州国立博物館 http://www.kyuhaku.jp/

自転車博物館サイクルセンター (大阪)

載って学べる(身近な自転車の素晴らしさを見て触って、乗って知る)

 堺市にある日本で唯一の自転車専門の博物館です。世界最古の自転車から最新のオリンピック出場車まで、自転車発展の歴史に沿って約50台の実物を展示。実際に触ってブレーキや変速の
自転車発展の歴史を実物展示!世界でも指折りのコレクションです。

 仕組みも学べ、高度な技術に感動。隣接する「大仙公園自転車ひろば」では、クラシック自転車23合のレプリカに、毎月第2・4日曜日と祝日には試乗でき、進化が体感できます。


2階展示室にある世界最古の自転車「ドライジーネ」(レプリカ)
 
  JR阪和線百舌鳥(もず)駅下車、徒歩約10分
  072-243-3196 自転車博物館サイクルセンター
  http://www.bikemuse.jp/

  
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備前長船刀剣博物館 (岡山)

伝統再発見(名刀・刀剣を一堂に展示、刀匠たちの伝統の技に感動すめ)

 鎌倉時代から刀鍛冶の本場として栄えた長船町にある日本刀専門の博物館です。館内には、備前長船の名刀など刀剣が約40口も展示されています。

 伝統美術工芸の技を受け継ぐ職方や、刀身をつくる刀匠の作品づくりが毎日見学できます。特に毎月第2日曜日公開の高熱で玉鋼を打ち延ばす古式鍛錬の技は迫力満点です。

  JR赤穂線長船駅下車、タクシーで約7分
  0869-6617767 備前長船刀剣博物館備前おさふね刀剣の里
  http://www.city.setouchi.lg.jp/~osa-token/


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日本玩具博物館 (兵庫)

伝統再発見(失われてゆく玩具を遺したい館長の情熱が数で伝わる)

 館長の井上重義氏が、郷土玩具を後世に伝えるために全国を歩き収集、自宅で展示しだのが始まり。
 現在は6棟の建物に、日本の郷土玩具や駄菓子屋の玩具、海外の玩具・人形など約9万点を収蔵展示。
 玩具の多様性に驚くと同時に懐かしさを感じます。

  JR播但線香呂駅下車、徒歩約15分
  079-23214388 日本玩具博物館
  http://www.japan-toy-museum.org/
  


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北九州市立いのちのたび博物館 (福岡)

迫力のスケール(生命の進化をたどる道筋で動く恐竜たちに遭遇)

 地球誕生から現在までの『自然と人間』の歴史を壮大なスケールで展開する博物館です。

1階入口から広がるアースモールは生命の進化を化石や剥製などでたどるゾーン。中生代フロアに進むと多数並んだ恐竜たちの骨格。エンバイラマ館の欝蒼とした白亜紀の風景の中で動く恐竜ロボットの姿は大迫力。

館内のあらゆる場所で、新たな発見と驚きが待っています。

  JR鹿児島本線スペースワールド駅下車、徒歩約5分
  093-681-1011 北九州市立いのちのたび博物館
  http://www.kmnh.jp/

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太地町立くじらの博物館 (和歌山)

迫力のスケール(実物の鯨類全身骨格標本や模型を展示、くじらの巨大さを実感)

 日本の捕鯨発祥の地として知られる太地町にあるくじらだけの博物館。

 本館1階大ホールの吹き抜けに吊り下げられた、くじらたちの全身骨格標本と等身大模型を仰ぎ、その想像以上の巨大さにびっくり。

 館内では捕鯨の歴史や、世界中の海に80種類以上いるといわれる、くじらの不思議な生態も学べます。

  JR紀勢本線太地駅−太地町営じゅんかんバス・くじら館前下車、徒歩すぐ
  0735-59-2400 太地町立くじらの博物館
  http://www.kujirakan.jp/
  


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海洋堂ホビー館四万十 (高知)

へんぴが新鮮(過疎地の廃校を改装、帆船や恐竜の模型がお出迎え)

 高知市内から電車とバスで約2時間。四万十川中流域の『こんな場所に、こんなモノが』という驚きの博物館です。

 フィギュア製造で知られる海洋堂が四万十町の協力を得て開館。廃校の体育館を改装した館内には、帆船や恐竜の模型など、1万数千点の展示品が並びます。

 今夏、近隣に約1300点のかっぱのフィギュアを集めた「海洋堂かっぱ館」も開館。

交通は少し不便でも大自然の中に、人工の極みである模型の博物館というミスマッチが魅力です。



  JR予土線打井川駅−路線バスーホビー館下車、徒歩すぐ
  ※路線バスは通年、日・祝日のみ運行。平日はホビー館専用バスが送迎。
  0880-29-3355 海洋堂ホビー館四万十
  http://www.hobbykan.jp/


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