●「遠隔操作ウイルス」とは
実は「遠隔操作」は、それほど難しいことではありません。「遠隔操作」ソフトをインストールすれば、自分のパソコンを外出先で別のパソコンから操作することができます。
また「遠隔操作ウイルス」も2004年頃から出回っており、今ではそれほど珍しい種類のウイルスとは言えません。
昨年話題になった「遠隔操作ウイルス」は、
(1)犯罪予告に使われたこと
(2)真犯人が不明のまま誤認逮捕となってしまったこと
がこれまでにないケースだったと言えるでしょう。
犯行の手順は、
1.ウイルス制作とアップロード
2.役に立つソフトと思わせてダウンロード-実行により感染させる
3.ウイルスに実行させたい命令を書き込む
4.被害者のパソコンが命令を読み込む
5.命令通りに、犯罪予告を掲示板に書き込む
幸い、犯人の犯行声明により誤認逮捕が判明しました。真犯人が分からなかったのは、匿名化技術によってIPアドレスでウイルス感染の被害者パソコンまでしかたどれなかったことが原因と言われています。
●必要な対策
今回の「遠隔操作ウイルス」は感染機能がなく、その後感染報告は寄せられていないことから、このウイルスについて対策を検討することはあまり意味がないようです。
同種のウイルスに感染すると、パソコンを乗っ取られて深刻な被害に会います。今回のように犯人に間違えられたり、保存している情報を盗まれる危険性があります。
しかし、この種のウイルスに対する特別な対策があるわけではないのです。むしろ、一般的なウイルス対策、基本的な対策をすることが重要となってきます。
(1)提供元が明らかでないファイルは開かない
(2)Windowsや利用しているアプリケーションソフトの脆弱性を解消する
(3)ウイル対策ソフト(セキュリティソフト)を利用する
この3点を確実にしておくことが、必要です。
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