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やまびこ 2015年11月号 をお届けします。

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「パソコン情報」今月の テーマ

1. Windows10はこう変わった(2) -標準ブラウザ「エッジ」
2.データを人質にとる身代金要求ウイルスとは
3. サイバー攻撃被害が拡大

Windows10はこう変わった(2) -標準ブラウザ「エッジ」

Windowsの標準ブラウザといえば、長い間「Internet Explorer」でしたが、Windows10では「エッジEdge」が標準のブラウザになります。タブレットモードでの使い勝手に特化しつつ、これまでの「Internet Explorer」と同じようにデスクトップで使うことができ、さらに、読み取りビューやWebノートなどの新機能が追加されました。

● 新機能・読み取りビュー

ニュースのように文字が多いWebサイトを読むときに、周囲の宣伝バナーが気になってしまうことはありませんか?そんなとき「読み取りビュー」を使うと、余分な画像などを表示しないようにしてくれるので、文章に集中して読むことができます。

  
                読みやすくなります
  

● 新機能・Webノート

新機能の中で、目玉になっているのがこの「Webノート」です。気になる記事を見たとき、雑誌ならページに書き込みできるのにな・・・と思うことはありませんでしたか?雑誌などと同じように、気になったWebサイトにマーカーを引いたりメモを残したりすることができるようになります。メモは、メモ管理アプリ「OneNote」に保存しておけます。





ちょっとプラス
Windowsにもパーソナルアシスタントが登場?
パーソナルアシスタントをご存じですか?すでにスマートフォンなどでは「Siri」や「Android Now」などが普及しており、スマートフォンに話しかけると答えてくれるこの機能は、すでに使っている方も多いのではないでしょうか。パーソナルアシスタントを使っているシーンがCMなどで流れたりしているので、「使ったことはないけど見たことはある」という方もいらっしゃるでしょうね。

スマートフォンだけにあると思えるこの機能、実はWindowsでも使えるようになるようです。Windowsでは「Cortana(コルタナ)」というパーソナルアシスタントがあり、現在は英語版のWindows10でしか公開されていませんが、日本語版が近々登場するといううわさです。日本語に対応する日が楽しみですね。


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データを人質にとる身代金要求ウイルスとは ~トレンドマイクロ社


国内で身代金要求ウイルス「ランサムウェア」による被害報告が相次いでいます。パソコンやスマホ本体、端末内のファイルを“人質”に取り、解放の条件として身代金を要求するランサムウェアの最新動向と、被害を防ぐための対策を紹介します。

●恐怖心をあおって対応を迫るウイルス、ランサムウェア
●自然な日本語で注意力を削ぐ
●3つのランサムウェア対策を押さえよう


●恐怖心をあおって対応を迫るウイルス、ランサムウェア
ランサムウェアが猛威を振るっています。これは、ユーザの恐怖心をあおって金銭や情報をだまし取る「スケアウェア」と呼ばれるタイプのウイルスの一種です。感染するとパソコンを操作不能にしたり、保存されている文書ファイルや写真、動画などを暗号化して開けなくしたりして、復旧と引き換えに金銭を要求します。ランサムウェアが人質にとるのは、パソコンやスマホ、端末内のファイルだけではありません。パソコンのドライブとして扱えるようにしているファイルサーバ上の共有フォルダや、パソコンに接続されている外付けハードディスク/USBメモリ、スマホのSDカードに格納するファイルを暗号化するものも確認されています。

ランサムウェアに感染すると、「あなたのコンピュータをロックし、ファイルを暗号化しました。元に戻すためには支払いが必要です」という趣旨の警告文が表示されます。捜査機関などを名乗って「支払われない場合、ファイルは失われます」などと脅し、ユーザを従わせる手口も確認されています。


アメリカの捜査機関FBIを偽るランサムウェアの例

●自然な日本語で注意力を削ぐ
もともと英語圏で流行したランサムウェアは、その後、侵入した端末の所在地に応じた言語で脅迫文を表示する機能を追加しています。既に、流ちょうな日本語で警告文を表示するものも登場しており、よりいっそう注意が必要です。


日本語で脅迫文を表示するランサムウェアの例

ランサムウェアの感染手段は、主にWebサイトとメールです。Webサイトを感染経路として使うケースでは、OSやソフトの脆弱性を突く攻撃をしかけることがあります。この場合、脆弱性を放置したままのパソコンでは、犯罪者に不正に書き換えられた一般のWebサイトを閲覧しただけでランサムウェアに感染してしまうのです。メールを不特定多数に送りつけ、不正な添付ファイルを開かせる方法も確認されています。

●3つのランサムウェア対策を押さえよう
以下の3つのポイントを実践しましょう。

(1)OSやソフトの脆弱性を修正する
広く使われているOSやソフトの脆弱性を突いて、Webサイトを見ただけで、ウイルスに感染させる攻撃が活発化しています。OSやソフトの更新プログラムが提供されたら速やかに適用しましょう。

(2)セキュリティソフトを最新にして使う
パソコンやスマホにセキュリティソフトを入れるのは基本です。常に更新しながら使うことで、はじめて最新の不正サイトや脆弱性を突くウイルスから保護できます。

(3)こまめにバックアップする
重要なファイルのコピーを常に予備として取っておけば、万一、ランサムウェアに感染しても情報を失わずにすみます。重要なファイルは、複数のコピーを取り、それらを外部記憶装置やクラウドといった異なる場所に保存しておきましょう。

最後に重要なことですが、万一ランサムウェアに感染した場合、身代金を払うべきではありません。お金を払ってもファイルが戻る保証はありませんし、犯罪者に金銭と個人情報を渡してしまうことになります。セキュリティソフトのサポートなどに速やかに相談をしましょう。

ユーザの恐怖心をあおり、金銭をだまし取る手口はいまや定番です。パソコンやスマホ利用中に金銭や個人情報を要求されたらまずは詐欺を疑い、簡単に従わないようにしましょう。





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サイバー攻撃被害が拡大 ~トレンドマイクロ社

●2015年上半期もサイバー攻撃被害が拡大 2015/9/24
「警察庁は9月17日、「平成27年上半期のサイバー空間をめぐる脅威の情勢について」と題する文書を公開しました。2015年上半期のサイバー犯罪・サイバー攻撃の動向をまとめたデータとなっています。2015年上半期にも、標的型メール攻撃数の増加、不審なアクセスの増加、不正送金事犯の被害の拡大などの傾向が見られました。

警察が把握した標的型メール攻撃は1,472件で、前年同期の216件の6倍以上に増大しました。そのなかには、日本年金機構の被害なども含まれています。2014年下半期から「ばらまき型」攻撃が多発しているほか、非公開メールアドレスに対する攻撃が約9割を占めるなど、手口が巧妙化している点を、警察庁では指摘しています。

不審なアクセス(サイバー空間における探索行為)は、1日1IPアドレス当たり684.9件が発生していました。これも前年同期より52.8%の増加となっています。攻撃の踏み台となるプロキシに対する探索行為の大幅な増加が、その原因とみられています。

インターネットバンキングに係る不正送金事犯は、被害額約15億4,400万円で、昨年下半期を上回りました。銀行に加え、信用金庫・信用組合・農業協同組合・労働金庫に被害が拡大。昨年の不正送金は、過去最悪を記録していますが、それを超える被害が懸念されています。」

WINDOWSの更新は頻繁に!
セキュリティーソフトは有効に!
危険なサイトには近づかない!
自分の身は自分で守る、心がけを忘れずに!!


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